しばらく前にTwitterでつぶやいたパソコンベースのゲーム機修理について今後、同業の方に役立てればと思いますので書く予定ですが、その前に現状のアーケードゲーム基板事情の知識が必要なのでそちらを先に書き留めます。
旧来のJAMMA基板は専用基板(システム基板も含む)でしたが、その後に家庭用ゲーム機互換基板(プレステ互換やNAOMI基板など)、そしてKONAMIの麻雀格闘倶楽部の登場くらいからWindowsパソコンベースの基板が徐々に増えて参りました。
そして、この3年くらいの間に発売されたゲーム基板はCAVE「怒首領蜂最大往生」(CV1000)、鉄拳TAG2(PS3互換拡張基板SYSTEM369)の例外を除き、全てパソコンベースの基板に成ってしまいました。
TAITO:TYPE-X/X2/X3(NESiCA、ウル4など)
KONAMI:全ゲーム(Pop’n、マジアカ、麻雀FC、ウイイレなど)
SEGA:リンドバーグ、リングエッジ2、Nu(VF5、APM2など)
NAMCO:SYSTEM ES/ES2plus/ES3
名前が無い基板も有るので種類はまだまだ多いと思います。当店にはNuとかSYSTEM ES系のゲームが無いので私分かりませんが、SEGAの基板は非常にオリジナル要素の多い独自基板で私はとても勉強に成りますしSEGAと言う会社の独創性が基板からも読み取れて面白いです。他社(KONAMI、TAITO)は東芝製の組み込み用パソコン基板(ゲームだけの専門用途向けではない基板)をカスタムしているようです。他にはデス○マ2や恋○夢想、ドラゴンダ○スなどで使用されている韓国、台湾、中国などで出回ってる基板の使用例もあります。
さて、アーケード基板の現状はこんな感じです。そのうち、これらのパソコンベースの基板の故障箇所チェックを書きますね。
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