もう、今年もあと18時間くらいに成ってしまいました。
年末のご挨拶は後ほどにして・・・。昨日の勤務にて帰省のお客様から多数質問受けた話題について思いつくまま書いてみようと思います。
消費税が8%に決った瞬間にTVニュースなどで「ゲームセンターが108円に!?」などと話題になった為に色々憶測が飛び交ったと思います。今まで100円だったんだから103円くらいが妥当じゃないかと言う意見もネットでは見られました。計算的にはそうでしょうね。(電卓上の話でしか有りませんが^^;内情抜きにして話せばその通りです。)
他店さんに成りますが、ゲームセンター企業内の広告関係に外注として携わっている方(数社を掛け持っている方)と先日意見交換した際にも、外から見ていても「業界の利益率低下の深刻状況や、倒産不安を感じる企業が多い」との意見が出るくらいに厳しい状態です。
消費税はお客様からお預かりして、企業がまとめて納税する物なのですが、ゲームセンターのコインビジネスの場合はゲーム基板の仕入れや、コンテンツ料(いわゆる課金)の支払いにも外税で消費税が発生しております。電気代や光熱費などにも影響して来ます。(注釈:実際には会計上で運営経費として支払った消費税と、売上発生消費税の相殺が行われるのですが、一時的には企業負担になります。今までもお客様より消費税分を負担して頂かずに店舗側が全て負担して来たので負担は過大でした。)
ゲーム基板もゲームセンターの件数やビデオゲームの設置が少なくなれば販売数が少ないので価格も上昇、高機能基板用のゲームには開発費も上昇して販売価格の更なる上昇。基板代の価格は15年くらい前の格闘ビデオゲーセンピーク時に比べて倍!実際にはコンテンツ料(課金)ビジネスの昨今ではそれ以上の負担をして店舗はゲームを仕入れています。
ゲームセンター側の1プレイ100円ビジネスは仕入れ価格の上昇を、全て店舗側が企業努力で負担して来た為に日本でゲームセンタービジネスが昨今まで続いているのが現状で有るが、それが既に限界を迎えています。
ビジネス的な話をすると粗利と純利益という物が有り、経費を差し引く・・・(興味ない方には面倒くさい話なので省略)。ゲームセンターにける1プレイ100円というのは決してボッタクリではないのです。
ズバリ!私の経営ではテクノポリスの純利益は売上の5%を目標にしています!
でも、実際には3%以下なんですよ。きびし〜〜〜。
分かりやすく書くと
100円をご利用頂いて当店が得られる純利益は3円ほどです。
その3円を今まで、貯めたりして店舗を少しずつ拡張したり、新しいビジネスに挑戦して来た次第です。
当店に限らず、企業はみんなこんな感じの1%単位で右往左往しているのですよ。
近隣地域だけじゃなく、全国の50円ビデオゲームセンターさんが凄くたくさん閉店されています。長岡においてはゲームセンターとして独立のビデオゲーム50円店舗さんは無くなってしまいました。(そんな地域はこの数年で全国にも沢山出来てしまいました。)
お客様目線に立って運営する事は基本なので、その立ち場だったら安い方が良いのだけど限界過ぎるのでしょうねゲームセンターのビジネスモデルが。
ただ、その外的要因ばかりのせいにして廃業をしてしまっても、結果はマイナスでしかありません。
雨が降っても、雪が降っても、景気が悪くても、生き残り続けるお店が有るのも事実です。そんな店舗には『何かの魅力』が有る物です。企業努力に終わりは有りません。
ず〜っと昔っから同じ事を書き続けるけど、店舗が無くなる事は1人でも居てくれるお客様が居る限り、裏切りに成ってしまうし悲しませる事になってしまうと思うのです。出来るだけ長く、店舗としての役目が終わるまでは努力し・・・2014年も頑張りたいですね。てか、ガンバります。
ご同業の方で、私のページをご覧に成って下さるが多いようなので是非とも来年、右上がりの年に成るように一緒に頑張りましょうね。
(相も変わらず、好き勝手書いておりますが上記本文は全て独り言です。げほっ、げほっ、ハクション!でありフィクションではありません。^^;)
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