更新が滞ってすみません。
予告しておきながらATX電源の一部の知識が欠落していたので、正しい事をのべないと行けない義務感から、タッチの手が止まっておりました。
ぶっちゃけ、その欠落した知識とは・・・ACコンセントに接続された電源部が電源スイッチを入れていなくても流し続ける特殊な回路の事なんですが、エ○ュ基板を除いてあんまりゲーセンには関係ないので・・・・・スルーします^^;
本当に書きたかったのは、最近のPCベースの基板の電源がいかに重要で、電気喰いで経年劣化に弱いかなので、その辺を重点的にかきますね。
当社ではPCベースの基板を始めて使ったのが『麻雀格闘倶楽部3』でして、その当時は正直な所、メーカーの指定されたパッケージ(筐体&基板&ソフト)をそのまま使っておりました。
しかし、その後、バーチャファイター5の導入でメーカーとの電話やり取りでも解決不能で、修理料金も数週間分の売上が一気に吹っ飛んでしまう出来事が多発。もちろん、バーチャ4の時(新JAMMA&カードリーダー)にも色々と電源からの影響と見られるトラブルには遭遇しましたが、売上規模が・・・って事実が営業には付きまといます。
さて、話を結論まで一気に進ます。
最近のPCベース基板はリンドバーグ、リングワイド系、コナミ系の一部を除いて。ほとんどが基板内に変圧器(電源トランス)を有しています。
変圧器ではc100Vを5Vと3.3V、12Vに下げる代わり(不正確)に多くの回路に電気を流すイメージに成ります。実際に、多くのムカデみたいなICは5Vの電圧入力で動いております。
後編集で写真を追加しようと思いますが、文章のみの説明ではこの電圧(V)がちゃんと数字通りに入力されていないと回路が動かないのです。
正確に言うと、基板の入り口だけでなく基板最深部まで届かないといけないです。(ゲーセンの場合はカードリーだー部とかにも)
PCベースの基板の多くが変圧器(電源トランス)内蔵タイプで、その変圧器は100Vを直に受ける部分の為か???(というよりも別な理由で)経年劣化や長期稼動で壊れやすいんです。ほとんどのゲームセンターは14時間以上の稼動で、省電力CPUやGPUになる前のフルスペックCPU(ペン4系やデスクトップCPU)マザーのゲームが多数なので、電気の消耗が激しい基板が多いです。
当社が使っているゲーム基板はバーチャ5のリンドバーグ、ネシカなどで使われているTYPE-X2は特に発熱が多く、電気使用量が多く感じられる基板です。
夏シーズンになると、本当にファンフィーターが数十台あるようなレベルで熱を発してくれます。(冬はありがたいんだけど^^)
まず、PCベースの基板で疑うのは電源周り。
ちゃんと、電源圧が出力されているか確かめましょう。
ここで、重要な事が冒頭で「私の知識欠落」として書いた事に繋がるにですが、PCベースの変圧器(電源トランス)はあるピンの接続チェック(常時、接点チェック)も行っている物がほとんどで、基板にちゃんと接続していないと変圧器(電源トランス)に100Vを接続しても出力され無い場合が多いです。(むかーし、これにハマって何度も電源を交換したり購入した苦い思いで有り)
自己責任のもと、基板回路に接続した上で電圧を測るのが手っ取り早いです。
PCベースの電源は本当に電圧にシビアなので、くせ者とも言えます。ですが、現在のゲームセンターの主力機はプリクラ、音ゲーでほぼ100%の使用率、ビデオゲームでも正規マルチタイトル選択基板は100%がPCベースの基板です。
高度な高精度技術のおかげで、基板回路も細かく成って、環境に優しい無鉛ハンダなどの影響(無鉛ハンダは温度変化、衝撃による膨張収縮に弱い)も相まって目視で確認できない基板故障も多く成りました。
ですが、まずは①変圧器(電源トランス)、コンデンサ膨張、②排熱(ファン停止やホコリ)③記憶媒体(HDDorSDD)④(ほぼ③同列)グラフィックボードやメモリ、CPU、⑤その他、目視や臭いで判断できる異常箇所
そんな順番で原因追及していくしかありません。
実は、PCに詳しい方ならご存知のBIOS&記録バッテリー関係に対してのトラブルも有るのですが(exボードなど)、この辺は(尊敬する)別な方が書かれております。ググったりして見つけて頂ければと思います。
とりあえず、この電源関係のの事を書かないと、次に進めないままに居ましたので、やっつけ仕事で申し訳ないのですがここに記します。
大した内容も無い文章、読んで下さった方、ありがとうございます。
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